バンコクのバンケン警察署は、急増するオンライン犯罪に対応するため、捜査体制を刷新し、警察官の服務規律を徹底する方針を打ち出しました。これは、市民からの苦情やオンライン犯罪の増加を受け、迅速な事件解決と信頼回復を目指すもので、Khaosodが報じました。
バンケン警察署が捜査体制を強化、オンライン犯罪対策を推進
2026年6月2日午前10時、バンケン警察署のアナン・ウォーラサート署長は、捜査活動の推進に関する会議を主宰しました。会議では、警察官の制服、髪型、態度、言葉遣いといった服務規律の徹底が特に強調され、市民からの苦情対応時における適切な対応が求められました。
警察官の服務規律を徹底、市民からの信頼回復へ
会議には、スパックチャイ・ハンカムラー副署長(捜査担当)、ジャックラワット・レンタノムサップ副署長(捜査担当)およびバンケン警察署の捜査官が参加しました。特に、人気SNSページで報じられた「バンケン警察署の捜査官がえこひいきをしている」という苦情について議論されました。この苦情は、市民からの苦情対応担当捜査官とオンライン犯罪担当捜査官との間の誤解が原因であったことが判明し、すべての捜査官との間で認識のすり合わせが行われました。
年間数千件のオンライン犯罪に対応、捜査チームを再編
バンケン警察署では、年間3,000〜4,000件ものオンライン犯罪が発生しており、その対応が喫緊の課題となっています。これに対応するため、オンライン犯罪担当の捜査官は7名体制で、オンライン通報システム(TPO)を通じて被害者からの聞き取りや証拠収集を行っています。各捜査官は1日あたり5〜6件の被害者から聞き取りを行い、一人あたり約500〜600件の事件を担当している多忙な状況です。
この状況を改善するため、捜査チームは2つのグループに分けられ、それぞれ15名が配属されました。グループ1は5つのチーム(各3名)で編成され、6時間交代制(3時間勤務、2時間休憩)で市民からの苦情対応にあたります。グループ2の15名は、月曜日から金曜日の午前8時30分から午後4時30分までオンライン犯罪の通報に対応し、土日は1ヶ月交代で休暇を取ります。これにより、オンライン犯罪の迅速な捜査が期待されます。
性犯罪や特殊事件には女性捜査官が担当
さらに、女性捜査官4名は、月曜日から金曜日の執務時間中に性犯罪事件、外部からの書類、異動者の書類、および上司から指示された特殊事件を担当することになりました。これにより、性犯罪被害者への配慮と、専門的な対応が強化されます。各捜査チームは、副署長(捜査担当)4名と捜査主任によって統括・監督され、捜査の質の向上と効率化が図られる見込みです。


