タイのデジタル経済社会省(DEE)は、新型コロナウイルスNB.1.8.1株に関する「感染者の70%が重度の喉の痛みを発症する」という情報が誤報であると発表しました。同省は、タイ偽情報対策センター(AFNC)が特定した偽情報の一つとして、国民に注意を呼びかけています。この情報は、Khaosodが報じました。
タイ当局が新型コロナに関する誤報を否定
2026年5月30日、デジタル経済社会省(DEE)の報道官であるウェータン・プワンサップ氏が、タイ偽情報対策センター(AFNC)が特定した偽情報について言及しました。同氏は、テクノロジー犯罪や誤情報のリスクに対する認識を高めることが重要だと強調しています。
5月28日、AFNCは特に注目された8件のメッセージを調査し、そのうち6件が偽情報、2件が誤情報であると判明。最も注目された誤情報は、「新型コロナウイルスNB.1.8.1株がタイで流行し、感染者の70%以上が重度の喉の痛みを発症する」というものでした。
NB.1.8.1株はタイの主要流行株
DEEと公衆衛生省疾病管理局は、この「NB.1.8.1株がタイで流行し、感染者の70%が重度の喉の痛みを発症する」という情報を「誤情報」と断定しました。2025年1月1日から2026年4月23日までのデータによると、NB.1.8.1株はタイ国内で流行している主要株であり、検出された検体の50.95%を占めています。
2025年4月から6月にかけて、新型コロナウイルスSARS-CoV-2の患者数と集団発生が増加しました。この期間中、タイ国内で監視されていたウイルス株の中で、NB.1.8.1株が主要な流行株として確認されています。
感染力は高いが重症化の証拠なし
調査の結果、NB.1.8.1株はJN.1株に加えて複数のスパイクタンパク質に変異が生じており、感染力と免疫回避能力が高まっていることが判明しました。しかし、当局は、この変異株が重症化を引き起こすという科学的な証拠は今のところないと強調しています。
タイ当局は、国民に対し、正確な情報に基づいて行動するよう促しており、根拠のない情報に惑わされないよう注意を呼びかけています。
最新の感染状況と注意喚起
2026年5月10日から16日までのCOVID-19の状況を見ると、感染者数は12,700人に達し、前週の約8,000人から増加しています。入院患者数も1日平均56人から73人に増加しました。
国内で検出された患者の半数以上がNB.1.8.1株による感染であり、タイでは引き続き感染が拡大傾向にあります。引き続き、偽情報に惑わされず、基本的な感染対策を継続することが重要です。


