タイ南部パッターニー県で、学校前に停車していた警察官の車が銃撃され、警察官の妻が死亡、生後2ヶ月の乳児と警察官自身も負傷する痛ましい事件が発生しました。この襲撃は、ムスリム女性の服装をした4人組の武装集団によって行われ、タイの治安情勢に暗い影を落としています。Bangkok Postが報じたところによると、警察は現在、事件の全容解明に向けて捜査を継続しています。
パッターニー県で発生した悲劇
事件は5月26日月曜日の午後3時30分、パッターニー県ヤラン郡にあるプラサンウィッタヤムルニティ学校前で発生しました。ヤリン警察署に勤務するアドゥン・ハイーイスロン巡査部長(38歳)が、別の子供を迎えに学校に到着した際、突然の銃撃に見舞われました。
標的となった家族と犯行手口
車にはアドゥン巡査部長の妻、ファティモー・ヤンゴーさん(35歳)が生後2ヶ月の乳児を抱いて同乗していました。ファティモーさんは、この学校の教師でしたが、最新の子供の出産のため産休中でした。銃撃によりファティモーさんは命を落とし、アドゥン巡査部長も負傷し、パッターニー病院に入院しています。
驚くべきことに、乳児は母親の背中を貫通した弾丸がおむつに当たったことで、わずかな打撲傷で済みました。乳児はパッターニー病院で治療を受け、命に別状はありませんでした。以前の報道では乳児も死亡したと伝えられていましたが、これは誤報でした。
犯人はムスリム女性の服装とヘッドスカーフで身を隠した4人組で、2台のオートバイに乗って学校に現れました。彼らは銃撃後、すぐに現場から逃走しました。
当局の対応と今後の捜査
この非人道的な襲撃に対し、タイの国内治安作戦司令部(ISOC)は強く非難する声明を発表しました。警察は現在、犯人の特定と逮捕に向けて捜査を続けており、事件の背景にある動機についても慎重に調べています。この事件は、タイ南部地域の治安問題の深刻さを改めて浮き彫りにしました。


