タイの首都バンコクで発生した鉄道衝突事故に関して、機関士の薬物検査結果が陰性であったことが明らかになりました。警察は、マッカサン駅とクロンタン駅の駅長を含む関係者から、事故発生時の状況について聴取を進めており、事故原因の徹底究明を図るとThe Khaosodが報じました。
機関士の薬物検査結果は陰性、捜査は進展
2026年5月20日、タイ警察第1方面本部のガンポン・ラタナプラティープ副司令官は、鉄道機関士シリプーム氏の薬物検査結果が陰性であったことを発表しました。この結果は警察病院によって確認されたもので、シリプーム氏は現在、証人として警察の聴取を受けています。
この鉄道事故は、タイの公共交通機関における安全管理の重要性を改めて浮き彫りにしています。警察は、事故発生時の詳細な状況を把握するため、引き続き関係者への聞き取り調査を進めています。
関係者への聴取と事故原因の究明
捜査の進展として、警察は負傷者や事故現場の目撃者、例えばバイクタクシーの運転手やマッカサン警察署の警官などから追加で聴取を行っています。また、警察は、今回の事故における交通法違反の可能性についても厳しく調査中です。
2026年5月21日には、マッカサン駅長とクロンタン駅長が聴取される予定です。これは、機関士や遮断機制御員の職務遂行が規定の手順通りであったかを確認するためであり、タイの鉄道インフラの安全性向上に向けた重要なステップとなります。
現場での状況再現と今後の調査
5月20日午後1時30分には、警察とタイ国鉄の職員がフアマーク駅に集まり、運転室からフアマーク駅からアソーク駅(アソーク停車駅)までの約9.2キロメートルの区間で、事故発生時の状況を再現し、視認性などを確認する作業が行われました。
この再現調査は、事故原因を多角的に分析し、将来的な事故防止策を講じる上で不可欠です。タイ政府は鉄道システムの近代化と交通安全性の向上を推進しており、今回の事故調査結果が今後のインフラ整備や運用改善に役立てられることが期待されます。


