ベトナム北部カオバン省で発生した豪雨により、観光バスが洪水に流され、主要道路が寸断される甚大な被害が出た。5月17日、同省の複数の地域で記録的な降水量となり、急速な水位上昇が広範囲にわたりインフラを破壊した。Tuoi Treが報じたところによると、この事故により地域の交通網は麻痺し、住民生活にも大きな影響を及ぼしている。
ベトナム・カオバン省を襲った記録的豪雨
5月17日、ベトナム北部のカオバン省は記録的な豪雨に見舞われ、特にフアムア県やハーラン県などで深刻な洪水が発生しました。この未曾有の豪雨により、多くの地域で河川が氾濫し、広範囲にわたる浸水被害が確認されています。カオバン省の多くの地域では、わずか数時間で平常時の数カ月分に相当する雨量が観測され、土砂崩れや道路の陥没も相次いで発生しました。
観光バスが濁流に飲み込まれる
豪雨による急激な増水で、走行中の観光バスが濁流に押し流される事故が発生しました。目撃者によると、バスは瞬く間に水かさが増した道路で身動きが取れなくなり、最終的に激しい水流に流されたとのことです。幸い、乗客は全員が無事に避難し、人命に関わる被害は報告されていません。しかし、バスは大きく損傷し、復旧には時間を要するとみられています。この事故は、ベトナム北部の交通安全に対する懸念を改めて浮き彫りにしました。
主要道路寸断と交通麻痺
洪水はカオバン省内の主要道路にも甚大な被害をもたらしました。特にフアムア県とハーラン県を結ぶ国道では、複数の箇所で路面が崩壊し、大規模な寸断が発生しています。これにより、同地域の交通網は完全に麻痺し、物資の輸送や住民の移動が困難な状況に陥っています。地元の交通当局は、道路の復旧作業を急ピッチで進めていますが、復旧までには相当な時間がかかる見込みです。ベトナムの地方インフラの脆弱性が露呈した形となりました。
住民生活への影響と当局の対応
今回の洪水は、地域の住民生活にも深刻な影響を与えています。多くの家屋が浸水し、農作物への被害も広範囲に及んでいます。カオバン省当局は、被災地の住民への支援活動を開始しており、食料や飲料水の供給、一時避難所の設置などを進めています。また、今後のさらなる降雨に備え、警戒態勢を強化しています。Tuoi Treは、政府が迅速な支援とインフラ復旧を約束していると伝えており、地域社会の早期回復が期待されています。


