タイの国民党副党首ウィロー・ラックカナオーディソン氏が、行政局長官ナルチャ・コーサシウィライ氏のLINEメッセージ「青を助けろ」に関する不正疑惑について、国家汚職取締委員会(PACC)と選挙管理委員会(ECT)に調査を要請する準備を進めていると明らかにしました。このメッセージは、不正な権力行使の疑いを招いており、ウィロー氏はナルチャ氏の「知らない」という言い訳は通用しないと批判しています。この問題は、タイの主要メディアKhaosodによって報じられました。
「青を助けろ」メッセージ疑惑と調査要請
ウィロー・ラックカナオーディソン国民党副党首は、2026年5月30日、リークされたLINEメッセージ「青を助けろ」に関する調査の進捗について言及しました。彼は、LINEアカウントは複数のデバイスでログイン可能であり、誰かが代わりにメッセージを入力した場合、リアルタイムで通知が届くはずだと説明し、ナルチャ行政局長官の「全く知らなかった」という主張に技術的な観点から反論しました。また、プーケット選出のチャルームポン・セーンディー国民党下院議員が、局長官の電話番号を確認し、証拠として記録しているとも述べ、ナルチャ氏に対し、IT専門家を交えて社会に説明するよう求めました。
選挙法違反と権力乱用の可能性
ウィロー氏は、この問題が選挙法違反と不適切な権力行使の両方に該当する可能性があるため、PACCとECTの両方に調査を要請する方針です。局長官が情報公開者を訴えるとの報道に対し、ウィロー氏は「多くの人が疑問を抱いている。局長官は社会に事実を説明すべきであり、訴訟を起こすべきではない」と述べました。国民党の法務部門は現在、証拠を整理しており、来週にも両委員会に正式に提出される予定です。
首相への問いかけ:強力な背後関係の存在
ウィロー氏は、この件についてウティン・チャーンウィーラクーン首相兼内務大臣に意見を求めました。彼は、首相がこの問題を認識しているはずだとしつつ、この「青を助けろ」を指示したとされる人物や組織が、首相や内務大臣でさえも軽視するような「雷の城」のような強力な政治的影響力を持つ可能性があるとの噂に言及しました。ウィロー氏は首相に対し、これらの「強力な背後関係」が実際に存在するのか、そしてその中にナルチャ氏が含まれるのかを明らかにするよう強く求めました。


