タイ東部サケーオ県で中国人5人が警察官に恐喝された事件で、関与していた警察官が新たに1人自首しました。この事件では、先週すでに警官4人と民間人1人が逮捕されており、捜査が進展しています。The Thaigerが報じました。
事件の背景:中国人への恐喝
サケーオ県では、中国人旅行客が不法入国で拘束された後、釈放と引き換えに金銭を要求されるという恐喝事件が発生しました。5月16日、中国人からの通報を受けたサケーオ県入国管理局とワンスムブーン警察署の職員が、県内の家屋を急襲し、この事件が明るみに出ました。
被害に遭った中国人5人は、容疑者らがそれぞれから30万バーツ(約150万円)を要求したと主張しています。捜査当局によると、中国人らは当初、タイへの不法入国で拘束されたものの、法的手続きのために移送される代わりに、民間の施設に拘束されていたことが判明しました。
容疑者の逮捕と自首
現場では、パパワット、ウティコーン、ソムチャイ、ピチャートの各警察上級巡査部長と、民間人のナッタナン容疑者が逮捕されました。中国人らの証言によれば、この作戦にはもう1人の警察官が関与しており、襲撃時には飲食料の買い出しに出ていたため不在だったとのことです。
そして昨日5月21日、残りの容疑者であるプラユーン警部がワンスムブーン警察署に自首しました。警察は、この事件に関与した全ての警察官が、捜査期間中一時的に停職処分となっていることを確認しました。
容疑者の供述と法的措置
当初、容疑を否認していた逮捕された警察官らは、後に自分たちの不正行為を認めたと、チャンネル7が報じています。容疑者らは不法監禁および職権乱用の罪に問われており、これらの罪状は最大20年の禁固刑と最大40万バーツ(約200万円)の罰金が科せられる可能性があります。
中国大使館の反応と今後の見通し
この事件を受け、タイの中国大使館は声明を発表し、タイ警察に対し公正かつ透明性のある捜査を行うよう要請しました。また、タイ当局に対し、タイを訪れる中国人観光客の安全と財産を保護するための法執行措置を強化するよう求めました。
大使館は、タイに滞在する中国人に対し、現地の法律を遵守し、個人の安全と所持品に注意を払うよう呼びかけています。今回の事件は、タイにおける公務員の綱紀粛正と、外国人旅行者の安全確保が喫緊の課題であることを浮き彫りにしました。


