タイ警察高官、元検事総長による汚職事件介入疑惑を公正に捜査すると表明しました。副CIB司令官が、チェンマイ県での建設許可を巡る贈収賄事件で自身の名前が不正に利用されたことに対し、証拠に基づいた捜査を強調しました。Khaosodの報道によると、この疑惑はタイの司法制度の透明性に対する信頼を試すものとなっています。
チェンマイでの贈収賄事件とその背景
タイのチェンマイ県ムアン郡サンピーサア地区の自治体技術局長ら3人が、建設許可の賄賂を受け取ったとして逮捕される事件が発生しました。この事件は2024年10月16日に、中央捜査局(CIB)、国家汚職防止委員会(NACC)、公共部門汚職防止委員会(PACC)が合同で捜査し、逮捕に至ったものです。
この件に関して、アピワット・カンソーン弁護士(元首相府副大臣)は、元検事総長がこの汚職事件の解決を目的として贈賄を提案し、チャルンキアット・パンゲーオ少将(副CIB司令官)の名前を不正に利用したとして告発しました。
「公正な捜査」を強調する警察幹部
チャルンキアット・パンゲーオ少将は、今回の疑惑に対し、事件は公正かつ証拠に基づいた捜査が行われると強調しました。少将は、自身の名前や他の政府高官の名前が、汚職事件の解決のために利用されるケースがこれまでにも多発していることを認めました。しかし、「プロフェッショナルな仕事として、全ての事件は証拠に基づいて処理する」と断言し、特定の人物を助けることは一切ないと述べました。
また、誰かが仲介を試みても、捜査は真っ直ぐに進められ、特定の個人への支援は行わないと表明しています。サンピーサア地区の事件はすでにNACCに送致され、さらなる手続きが進められています。
名前を騙った人物への対応
チャルンキアット少将は、自身の名前を不正に利用した人物については、法的手続きを通じて真偽が究明されるまで待つ必要があると述べました。少将は、全ての関係者に公正な対応がなされることを約束しています。また、検事総長自身も、この件に関して誰からも連絡を受けていないと否定しており、今回の主張は一方的なものである可能性が高いと見ています。
タイでは司法の自律性と汚職レベルの低さが評価されていますが、このような疑惑は、公正な司法への継続的な取り組みの重要性を示しています。


