2026年5月31日早朝、タイ中部のサムットサコーン県でプラスチック包装工場が大規模火災に見舞われ、生産棟1棟が全焼する甚大な被害が発生しました。この火災により工場内の機械や設備も広範囲にわたり損傷し、Khaosod Englishが報じたところによると、火災原因については現在も不明な点が多く、警察が捜査を進めています。
サムットサコーン県で工場火災が発生
タイのサムットサコーン県バン・パエオ地区にある包装工場「Xinbang Group Co., Ltd.(シンバン・グループ)」で、2026年5月31日午前5時50分頃に火災が発生しました。同工場は段ボールおよびプラスチック包装製品を製造・輸出しており、10ライ(約1.6ヘクタール)以上の敷地面積を有しています。
火災の状況と消火活動
火災は、プラスチックペレット、化学化合物、完成品、そして機械が大量に保管されていたプラスチック箱の製造部門で発生しました。現場にはラックハー準自治体および近隣地域から約20台の消防車が出動しましたが、周辺に自然水源がなかったため、灌漑水路D4から水を汲み上げ、中継して工場敷地内の消防車に供給するという困難な状況での消火活動となりました。
消防士たちは約1時間で火災を鎮圧しましたが、くすぶるプラスチック残骸からは断続的に煙が上がり続けました。再燃を防ぐため、消防隊員は継続的に放水を行いました。
被害と原因の捜査
この火災により、生産棟の1棟が倒壊し、内部の全ての設備と資材が完全に破壊されました。住民は、建物から炎が上がっているのを発見し、直ちに当局に通報したと警察に証言しています。しかし、火災発生時に現場にいたとされる作業員の所在が確認できず、現時点では火災原因は不明なままです。
バン・パエオ警察署のタナンチャイ・タオ・ソンブーン副捜査官は、火災の原因特定のため鑑識官を招集する予定であり、当時の作業員に対しても事情聴取を行う方針を示しています。今回の事故は、タイの工場安全管理における注意点を改めて浮き彫りにしました。


