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【ベトナム・タインホア省】養魚池で魚大量死

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ベトナム中部タインホア省の養魚池でティラピアが大量死し、養殖業者が約4トンの死骸を回収する事故が発生しました。この大量死により、輸出向け養殖に投資していた業者には多大な経済的損失が生じています。VnExpressが報じたところによると、地元当局は水質検査を実施し、詳しい原因究明を進めています。

タインホア省の養殖場でティラピア大量死、約4トンを回収

5月29日、タインホア省スアンズー村の養殖業者ブイ・ディン・ヴオン氏が、ドンライ湖で発生したティラピアの大量死により、約4トンの魚の死骸を回収しました。ヴオン氏は5月28日朝、養魚池で魚が大量に浮いているのを発見し、直ちに回収作業を開始。環境汚染を防ぐため、死骸は埋設処分されました。

深刻な経済的損失と原因究明の動き

ヴオン氏はドンライ湖を地元から請け負い、輸出用のティラピア養殖に18億ドン(約1080万円)以上を投資していました。「あと数ヶ月で収穫できるはずだったのに、全てが無駄になった」とヴオン氏は語り、多大な経済的損失に直面しています。家族は直ちに当局に報告し、現在、原因特定のため水質サンプルの検査が行われています。

過去にも周辺地域で魚の大量死が発生

ヴオン氏によると、今回の大量死が発生する以前にも、スアンズー村の小川で天然魚の大量死が確認されていました。ヴオン氏の養魚池は、この地域から約2km離れた場所に位置しています。半月前には、スアンズー村の別地域でも、小川近くで天然水生生物の大量死が発生。その際、当局は化学物質を含むとみられるプラスチック製ドラム缶を発見しています。このドラム缶の洗浄排水が下水システムを通じて小川に流れ込み、魚だけでなく、死んだ魚を食べたアヒルまでもが死亡したと報告されています。

水質汚染の可能性と当局の調査

ヴオン氏は、地下水が汚染されたか、あるいは違法な農薬が投棄された可能性を指摘しています。ホップティエン村人民委員会のグエン・ティ・スアン委員長は、異常な魚の大量死を確認し、農業部門に報告しました。水と魚のサンプルを採取し、原因を特定する調査が進められています。初期段階の調査では、長期にわたる高温気候、藻類の異常発生、または疾病が大量死の原因である可能性が示唆されています。ベトナムでは、農業排水や生活排水による水質汚染が一般的な環境課題の一つとされており、気候変動による影響も懸念されています。

気候変動と水質汚染の複合的な影響か

タインホア省警察および関連機関は、今回の魚の大量死の原因について引き続き調査を進めています。地域住民の生活と環境に深刻な影響を及ぼすこの問題は、ベトナムにおける持続可能な農水産業の発展と環境保護の重要性を改めて浮き彫りにしています。今回の事故は、ベトナム全土で進む経済発展と環境保全のバランス、特に水質管理の課題を象徴する出来事と言えるでしょう。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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