タイ・ノンタブリ県で、末期癌の妻が夫に捨てられ、多額の借金を押し付けられた上に外国人の愛人と逃亡されたとして、社会問題解決を支援する「ガン・ジョムパラン」氏に助けを求めた。夫は妻への暴行に加え、愛人とともにタイの法律では何もできないと嘲笑したという。この衝撃的な訴えはKhaosodが報じた。
癌を患う妻の悲痛な訴え
2026年5月26日、ノンタブリ県パーククレット郡の倉庫にて、34歳のグラオさん(仮名)が、正式に婚姻関係にある夫からの仕打ちを訴えるため、インフルエンサーで支援活動家のガン・ジョムパラン氏を訪れた。グラオさんは乳癌ステージ3と診断され、リンパ節にも転移している状況だという。夫とは6年間連れ添い、2歳になる娘もいる。
夫による裏切りと借金の押し付け
夫は以前、海外での仕事のためにグラオさんの家族に20万バーツ(約100万円)以上の借金をさせ、その責任を拒否。さらに、昨年後半にタイに帰国後、グラオさんの実家で暮らしていた際に、携帯電話のWi-Fi接続を通じて、夫が別の女性と1年近くオンラインで親密な関係を築いていたことが発覚した。今年3月、夫はチョンブリ県での仕事を理由に家を出て、その後連絡が途絶えた。グラオさんが追跡した結果、夫は外国籍の女性と居住していることが判明。夫はグラオさんの服やエアコンを愛人の家に持ち込み、取り返しに行ったグラオさんに対し、愛人の前で暴行を加え、「癌の妻はいらない、出て行け」と暴言を吐いたという。
外国籍の愛人による嘲笑
グラオさんが最も憤慨しているのは、夫の新しい愛人である外国籍の女性が「自分は外国人だからタイの法律では何もできない」「訴訟を起こしても財産はない」と嘲笑したことだ。夫もまた、「好きに訴えればいい、誰も私をどうすることもできない」と挑発。夫と愛人は、グラオさんが自宅に押し入ったとして不法侵入で警察に届け出たという。グラオさんは癌の治療のため抗がん剤治療を受けており、髪も全て抜け落ちている。病気になってから夫は一度も病院に連れて行ってくれず、グラオさんはスクタイ県からウッタラディット県までバイクで一人通院しているという。
支援団体「ガン・ジョムパラン」の介入
ガン・ジョムパラン氏は、グラオさんを「非常に強く、人生と戦う女性」と評し、正義を求めるための支援を約束した。ガン氏はまず夫と話し合い、最善の解決策を探る意向を示している。また、外国籍の女性による「タイの法律では何もできない」という発言については、不適切な発言であり、タイにおける外国人に対する否定的なイメージにつながる可能性があるとして、法務チームに詳細を調査させる方針だ。
今後の見通しと妻の決意
グラオさんは夫との離婚を望んでおり、もはや夫を取り戻したいとは思っていない。しかし、夫の海外渡航のために借り入れた20万バーツ(約100万円)の借金について、夫が責任を拒否しているため、この問題を解決したいと強く訴えている。夫は「これまでに何台の車を買ってやったか」と主張したが、グラオさんによると、それは子供のおもちゃの車であり、グラオさんが現在通院に使っているバイクも自身の貯金で購入したものだという。


