タイ中央銀行は、未登録の違法ローンアプリ57件を含む79件について、デジタル経済社会省にブロックを要請しました。これは、オンライン詐欺の増加に対応するための政府の取り組みの一環であり、バンコクポストが報じています。
タイ中央銀行、違法アプリの取り締まりを強化
タイ中央銀行は、未登録の違法ローンアプリの横行に対し、デジタル経済社会省(DES)と連携し、その取り締まりを強化しています。政府副報道官のプロイタレー・ラックスミーサンチャン氏によると、中央銀行は合計79件のローンアプリをDESに提出し、そのうち57件が未登録であることが判明しました。DESと財政政策局は、これらの未登録アプリをオンラインストアから削除し、さらなる配布を阻止するための裁判所命令を求めています。
2025年10月1日から今年5月17日までの間に、合計1,466のURLが削除されており、タイ政府がこの問題に積極的に対応していることが示されています。タイではモバイル普及率が非常に高く、デジタル金融サービスが広く利用されている一方で、この種のサイバー犯罪も増加傾向にあります。
詐欺の手口と被害防止策
詐欺師たちは、ウェブサイトやソーシャルメディアを悪用し、被害者を巧妙に誘い込んでいます。彼らは「簡単な承認」「迅速な処理」「低金利」「最小限の書類」「金融機関のブラックリストに載った人でも融資可能」といった甘い言葉で、特に経済的に困窮している人々を狙います。タイでは家計債務問題が深刻化しており、このような違法な高金利ローンや詐欺が横行しており、社会問題となっています。
国民は、ローンアプリを利用する前に、タイ中央銀行のウェブサイトでそのアプリが正式に登録されているかを確認することが極めて重要です。
緊急時の対応とサポート体制
もし詐欺師に送金してしまった疑いがある場合、被害者は24時間対応のホットライン「1441」に連絡することで、即座に口座凍結を要請できます。このホットラインは、被害の拡大を防ぐための重要なセーフティネットとして機能しています。タイ政府は、国民が安心してデジタルサービスを利用できるよう、金融リテラシーの向上と詐欺対策に力を入れています。


