ハーバライフは、米国ビジネス協議会(USABC)代表団の一員としてベトナム政府機関と会談し、ベトナムにおける持続可能な開発協力を強化する方針です。同社は米国建国250周年記念イベントのゴールドスポンサーも務め、政府高官との対話を通じて、栄養、スポーツ、地域社会への貢献を強調しました。VnExpressが報じたところによると、この動きはベトナム市場での長期的なコミットメントを示すものです。
ハーバライフ、ベトナム政府機関と連携強化
ハーバライフのEMEA、インド、アジア太平洋地域の対外関係担当副社長であるジュリアン・カッチオーリ氏が、米国ビジネス協議会(USABC)の代表団の一員としてベトナムを訪問しました。4月13日から17日までの5日間、カッチオーリ氏は保健省、商工省、国会、文化・スポーツ・観光省の各政府機関と会談し、最終的には首相とも面会しました。これは、ベトナムが「ドイモイ(刷新)政策」以降、市場経済システムの導入と対外開放を推進し、特に米国を含む西側諸国との経済協力関係を強化してきた背景と一致します。
米国建国250周年記念イベントへの貢献
対話活動と並行して、ハーバライフはUSABCが主催する米国建国250周年記念式典およびイノベーションと持続可能な開発対話において、ゴールドスポンサーを務めました。このイベントで、同社は責任あるビジネス、デジタル変革、コミュニティイニシアチブなど、持続可能性基準をグローバル事業に統合していることを紹介。ハーバライフの代表者は、95の市場で活動するハーバライフにとって、持続可能な開発が長期的な価値創造の基盤であると述べました。ベトナムでは外国投資法が改正され、外資誘致策が強化されており、このようなグローバル企業の積極的な関与は、ベトナムの投資環境改善にも寄与しています。
保健省との対話:科学に基づいた栄養の重要性
保健省との対話では、ハーバライフは、ベトナムで高まる健康意識のトレンドに合わせ、科学的根拠に基づいた栄養が、予防的ヘルスケアと生活の質の向上を支援する上で重要な役割を果たすと強調しました。ベトナムでは国民の健康と体力向上を国の目標としており、このようなグローバル企業の取り組みは、公衆衛生の改善に貢献すると期待されます。
経済発展と透明なビジネス環境への貢献
商工省、国会、政府との会談を通じて、ハーバライフはベトナムの透明で持続可能なビジネス環境への貢献と、戦略的対話への継続的な参加を表明しました。ベトナム政府は、持続可能な経済成長と国民の生活水準向上を掲げており、ハーバライフのような企業が、その政策目標達成に向けたパートナーとなることを期待しています。
文化・スポーツ・観光省との長期的パートナーシップ
USABCプログラム後、ハーバライフは文化・スポーツ・観光省との二国間会談も行いました。同省の代表者は、両者間の約15年にわたる協力関係を評価し、ハーバライフが単なるスポンサーではなく、スポーツとコミュニティ発展のパートナーとなっていることを認識していると述べました。ハーバライフは長年にわたり、ベトナムのナショナルチームへの栄養サポートを行い、SEA Games、ASIAD、オリンピック、パラリンピックなどの国際大会でアスリートを支援してきました。また、国民的なスポーツ活動の推進や公衆衛生意識の向上にも貢献しています。会談では、国民が定期的にスポーツを行うことを奨励する全国的なプログラムや、引退後のアスリートのキャリア支援における協力可能性についても議論が交わされました。
ベトナム市場へのコミットメント
ジュリアン・カッチオーリ氏は、ベトナムがハーバライフにとって地域を代表する市場の一つであると強調し、栄養、スポーツ、持続可能な開発活動を通じて、ベトナム国民の生活の質向上への長期的なコミットメントを再確認しました。これは、ベトナムが「チャイナ・プラス・ワン」として外資誘致を進め、国際的な経済協力関係を強化している中で、グローバル企業にとって魅力的な市場であり続けていることを示唆しています。
今回のハーバライフによるベトナム政府機関との連携強化は、「ドイモイ政策」以降のベトナムが推進する市場経済化と対外開放、特に米国との経済関係強化という構造的背景を色濃く反映しています。JICAやADBがベトナムの産業人材育成やインフラ整備に協力しているように、ベトナムは国際社会からの投資や技術協力を積極的に受け入れ、経済成長を加速させています。ハーバライフのようなグローバル企業が政府と密接に連携することで、ベトナムは国際社会での存在感をさらに高め、持続可能な開発目標の達成に向けた歩みを強めていると言えるでしょう。
このニュースは、ベトナムに在住する日本人や日系企業にとって、ベトナムのビジネス環境がさらに成熟し、透明性が向上する可能性を示唆しています。特に、ハーバライフが注力する健康・ウェルネス分野は、ベトナムの国民の健康意識の高まりと相まって、今後も大きな成長が見込まれます。これは、日本の食品、ヘルスケア、スポーツ関連企業にとって、新たな市場機会やパートナーシップの可能性を探る上で、非常にポジティブなシグナルとなるでしょう。


