タイ中部カムペーンペット県で、寺院の住職が何者かに銃撃され重傷を負いました。5月17日夜、カチョムトン寺院のアティカン・ブンルート・アッカプンニョ住職が自身の僧房内で襲撃され、全身に16か所の銃創を負って病院に搬送されました。Khaosodの報道によると、警察は動機不明のまま捜査を進めています。
カムペーンペットの寺院で住職が銃撃される
事件は2026年5月17日午後9時頃、カムペーンペット県ムアン郡アン・トーン地区にあるカチョムトン寺院で発生しました。身元不明の犯人が寺院に侵入し、アティカン・ブンルート・アッカプンニョ住職を銃撃。住職は僧房内で宗教的な活動を行っていた最中に襲われ、全身に16か所もの銃創を負う重傷を負いました。
住職は負傷しながらも自力で僧房から出て助けを求め、駆けつけた僧侶や地元住民によって直ちに病院へ搬送されました。現在も医師の監視下で治療を受けており、命に別状はないとのことです。
住職、動機に心当たりなしと証言
アティカン・ブンルート住職は、襲撃当時、突然犯人が僧房のドアを開けて入ってきて、発砲したと証言しています。犯人は暗闇に紛れて逃走したとのことです。住職は今回の襲撃について、誰とも深刻な対立や金銭トラブルはなかったと述べており、動機については全く心当たりがないと困惑しています。
過去には少額の借金を申し出る者がいたものの、それが命を狙われるほどの原因になるとは考えにくいと話しています。住職は日頃から僧侶たちを穏やかに指導しており、誰かを強く叱責することもなかったため、事件の背景は謎に包まれています。
地元住民に衝撃、警察は不審点を指摘
カチョムトン寺院とその周辺地域では、この大胆な銃撃事件に大きな衝撃と不安が広がっています。住民たちは、住職が地域社会から深く尊敬され、寺院の発展に尽力してきた人物であり、誰とも争うようなことはなかったと口を揃えています。このような残忍な行為に対し、強い憤りを感じています。
一方、カムペーンペット県ムアン警察署の捜査官は、いくつかの不審な点を指摘しています。住職が飼っていた番犬のピットブルが、犯人が侵入した際に全く吠えなかったこと。そして、寺院内と僧房周辺に設置されていた全ての監視カメラが故障しており、事件当時の映像が残されていなかったことです。警察はこれらの状況から、犯人が寺院の事情に詳しい人物である可能性も視野に入れ、犯人逮捕に向けて徹底した捜査を進めています。


