タイ南部チュムポーン県で、高速道路警察が麻薬密輸容疑者3名を逮捕しました。不審車両を追跡し、約10キロメートルにわたるカーチェイスの末、覚醒剤2万錠以上を押収。The Thaigerが報じました。
不審車両の追跡と逮捕劇
5月17日、チュムポーン県ムアン郡ハットパンクライ準地区をパトロール中の高速道路警察官が、窓のフィルムが異常に濃く、年間税登録が期限切れの黒い日産セダンを発見しました。警察官が停車を命じると、車両は速度を上げて逃走。警察は直ちに追跡を開始し、約10キロメートルにわたってカーチェイスを繰り広げた後、ハイウェイ4号線で車両を停止させました。
大量の覚醒剤と容疑者の供述
車内からは、運転していた33歳のティーラポン、助手席の25歳のスワパット、後部座席の25歳のポンサコーンの3名が発見されました。車両を捜索した結果、メタンフェタミン20,200錠とクリスタルメス52.13グラムが押収されました。3名全員がターセー病院で尿検査を受け、薬物反応が陽性と判明しました。
ティーラポンは、中央タイからチュムポーン県内の地元ディーラーへ薬物を輸送するよう雇われたと供述しています。また、Matichonの報道によると、彼が運転していたセダンは、知人から2万バーツ(約10万円)で質入れされた車を買い取り、薬物輸送に使用していたことが明らかになりました。
薬物犯罪とタイの治安対策
容疑者らは当初、第1種麻薬の共同販売およびメタンフェタミン使用の容疑で起訴されました。ティーラポンはさらに、第1種麻薬の影響下での運転容疑も追加されています。3名は法的手続きのため、ムアン・チュムポーン警察署に移送されました。
タイでは「黄金の三角地帯」と呼ばれるミャンマーとの国境地帯が主な薬物密造・密輸ルートとなっており、覚醒剤の流入が後を絶ちません。今回の逮捕は、組織的な薬物犯罪に対する警察の継続的な取り締まりの一環として行われたものです。タイ政府は薬物乱用者の更生にも力を入れ、社会全体の治安向上を目指しています。


