タイ・チョンブリー県のBYDサービスセンターで、スタッフが顧客のドライブレコーダーを切断し、危険な試運転を行っていたことが発覚しました。この不適切行為の映像がSNSで拡散されたことを受け、関係した全スタッフが即時解雇されたとThe Thaigerが報じています。
顧客のダッシュカムが捉えた不適切行為
この衝撃的な事件は、BYD車の所有者であるスリヤ・サドサニット氏が、定期点検と異音調査のためチョンブリー県のBYDサービスセンターに車を預けたことから始まりました。車を引き取ってから100キロメートル以上走行した後、スリヤ氏は車のフロントと車内カメラの両方が意図的に抜かれていることに気付きました。
カメラが切断される前の映像を確認したところ、スタッフが笑いながらカメラの接続を解除し、「オーナーは気づかないだろう」と発言している様子が記録されていました。さらに、別のスタッフがシートベルトを着用せず、携帯電話を使用しながら試運転を行っていたことも判明しました。スリヤ氏は、異音の特定も4回目の試運転でようやく判明したと述べています。
BYDタイが謝罪し、関係者を解雇
事態を重く見たタイのBYD正規代理店「BYD RÊVER Thailand」は、4月30日に謝罪声明を発表しました。同社は、関与した全員がディーラーの従業員であり、BYD本体の直接スタッフではないことを明確にした上で、関係者全員を即時解雇したと発表しました。
BYD RÊVER Thailandは、今回の不祥事を「容認できない」と表明し、再発防止のためにディーラーネットワークの監督を強化し、サービス基準と専門的行為の見直しを行うと強調しました。この迅速な対応は、顧客からの信頼回復を目指すものです。
顧客は謝罪を受け入れ、サービス改善を訴え
スリヤ氏は、自身のFacebookページに映像を投稿した後、BYD関連のグループに投稿したクリップが削除され、コメントが無効化されたことも指摘していました。しかし、その後の投稿で、ディーラーのサービス統括マネージャーが直接訪問して謝罪したことを明かし、自身は謝罪を受け入れたと述べました。
彼は、自身の目的は特定の個人を非難することではなく、すべての顧客のためにサービス基準を改善することであると強調しました。今回の事件をきっかけに、タイ国内の自動車整備業界全体のサービス品質向上への意識が高まることが期待されます。


